福井県あわら市を拠点とするカヌーポロクラブチームの活動記録

福井県あわら市を拠点とするカヌーポロクラブチーム芦原フェニックスの活動記録
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第15回アジアカヌーポロ選手権大会(審判編)
潤です。
前回の更新から少し時間が経ってしまいました・・・
ですが、減ってしまった体重は全くもとに戻りません。
先週末の三好納会でも力が入らずへなへなでした。

さてさて、今日はアジア選手権レポートの第2回「審判編」をお送りします。

「現地編」でも少し触れましたが、今回のアジア選手権には
プレイヤー 兼 帯同審判として参加しました。

「日程的にタイトかもしれんけど、まぁ、国内の大会では審判 兼 選手なんて
 当たり前やしね。なんとかなるっしょ。」

なーんていう甘い考えのもと、
こういう参加の仕方をしたわけですがやはり考えは甘かった。

国の威信をかけて、各国必死になって臨むこの大会。
どの試合もシビアな展開で、もっのすごく疲れました。
今後、こんな参加の仕方をする人がいるかどうか分かりませんが、
決してオススメできません・・・

ですが、得るものは大きかった。
審判試験の講師として来られていたオーストラリアのダンカン氏や
台湾の劉さんにはそれなりに認めていただき、
ICFカヌーポロ審判資格C級ライセンスを取得できました。

なんでも、日本では僕が初の取得者だそうです。いえーい。
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以下、僕がインドで感じたことをここに記していきたいと思います。
よろしければ、ご覧あれー。


1、パドルのファールについて
「世界ではそんなにパドルのファールは取られない」

近年、世界大会に参加した人からよく聞きます。
確かに、昨年参加した台湾国際大会で自分も同じようなことを感じました。
日本においては、とりわけ、ゴール下でのディフェンス側の
パドルの扱い方についてかなり辛くジャッジする傾向があります。

今回のアジア選手権で審判をした際、パドルのファールについては
あまり過敏になりすぎないようにしようと試みてはいましたが、
それでも劉さんから「パドルのファールを取りすぎる」と言われました。

日本人みんなが最も気をつけるべき点のようです。

ルールを読み直すとパドルのファールは次のように扱われるとあります。
手の届くところにパドルを差す行為がファールとして扱われる」

ここでの意味は、文字通り「手の届くところ」という意味です。
各自よく考えながらプレーし、審判もしていくべきでしょう。



2、ゴールペナルティーショット(2本)について

パドルのファールはよく取るくせに、2本は全く取らないのが現在の日本式です。

「確実にシュートが決まるような時に、後ろからパドルを出したら2本」
というのがよく言われる解釈ですが、この他にも、
「故意にファールをすることでシュートを防いだとき」、
「シューターを危険に晒すファール」には容赦なく2本が取られていました。

ほぼ確実に点が決まってしまうということからジャッジするのが躊躇われますが、
もっと積極的に出すべきだと思います。



3、カヤックタックルについて

ボール取りの時に相手のカヤック下に潜り込み故意にファールを誘う行為や、
セットオフェンス時にディフェンス側の相手のカヤックの下に潜り込んでファールを誘う行為は、
日本でも最近ファールとして扱われるようになってきました。

この2つの行為に対して、現在日本で主流となっている解釈は、
「とにかく相手のカヤックの下に入り込み、自分の身体やスプレーカバーが
 相手カヤックに接触すればファールとなる」だと思われます。
ですがそれもケースバイケースのようです。

ファールか否か判別する分かりやすい区別の仕方は、
相手が漕いで進んできた結果、カヤック下に潜り込んだ状態となったかどうか」ということ。

つまり、相手が漕いでもいないのに、その相手カヤックの下に潜り、
自分の身体の上に相手カヤックを乗せたとしてもそれはファールではありません。

解釈の修正が必要です。



4、カードについて

カードをあまり出さないのも日本の特徴の一つです。
今回の大会では、チームグリーンがかなり多用されていました。
例えばこんな場面。

①A選手が危険なパドルのファールを犯し、グリーンカード(警告)をもらった。

②B選手(Aと同じチーム)がA選手と同じく危険なパドルのファールを犯した。

③チーム全員が同じファールを繰り返したと見なされ、チームグリーンが出された。
 ⇒この時点でチーム全員にグリーンカード2枚が累積される形になります。
  よってパドルのファールであと1枚グリーンカードが出されればイエローカード(2分間退場)

④C選手(A、Bと同じチーム)がまたパドルのファールを犯し、C選手はイエローカードをもらった。
※以下、どの選手が同じようなパドルのファールを犯したとしても、イエローカードが出されることになります。

では、C選手が2分間退場が経過し、コートに入った後にもう一度、
パドルのファールを犯したらどうなるでしょうか??
正解はC選手にはレッドカード(残り時間出場停止)が出されることになります。

恐らく現在の日本においては、チームグリーンの意味は分かっていても
実際にそのようにジャッジをすることができる人はあまりいないと思いますが
出すべき状況も必ずあると思います。

ダンカン氏もこのように言っていました。

「白熱した試合になってくると、選手のプレーは荒くなってくる。
 審判が下したジャッジを不平に思う選手も当然現れてくる。
 そこで一度タイムアウトをとり、危険なファールを犯した選手に対して
 カードを出してコート内の空気を審判がコントロールすることが大切だ。」

「審判がゲームをコントロールする」
言うは易しで、フィールド内外の雰囲気にどうしても流されがちですが、
やはり審判をする上で心がけるべき最も大切なことの一つです。



5、オブストラクションについて

今回、日本チームの選手が最も気を付けたのが、
6mエリア外でのオブストラクション(進路妨害)ではないでしょうか。

ディフェンス時に、ドライブしてくる相手に艇の先端をぶつけ、
勢いを止める行為は選手なら誰もが行っていることだと思います。

ですが、今大会ではディフェンスの艇の一部でも6mエリア外に出ていれば、
そのような行為はオブストラクションとして扱われていました。

ルール上では、それもファールとなると知っていましたが、
単なる机上のみのものだと自分は解釈していて、
実際、日本では他の審判も全くとっていないファールだったため、
選手としても審判としても戸惑った部分でした。




アジア選手権を通して気付いた大きな点は以上5つです。
忘れていたルールもかなりあって、改めてルールをよく読んで
頭に入れて置くことの大切さを再認識しました。
皆さんも一度、ICFルールを読んでみましょう。
そんなに難しい英語ではないですし、勉強になると思いますよ!

http://www.canoeicf.com/icf/AboutICF/Rules-and-Statutes.htmlt

次はいよいよ「試合編」!
また近いうちにアップしますね!!
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by awaraphoenix | 2013-11-19 12:59 | 海外大会
第15回アジアカヌーポロ選手権大会(現地編)
みなさんこんにちは、高橋ゲイリー潤です。
自分が書く投稿としては久々の更新となりますね。
ミドルネームの由来は・・・後で分かるはずです(笑)

さて、10月17日~20日にインド・ニューデリーで開催された
第15回アジアカヌーポロ選手権大会に芦原フェニックスからは
男子シニア代表として上木・高橋が、U-21代表として坪田、木村が参加してきました。

僕の視点から①現地編、②審判編、③試合編の3回シリーズで
今大会について振り返ってみたいと思います。

まずは早速、現地編から・・・といきたいところですが、
その前にプロローグから。


インドへの渡航は、千葉県の成田空港から出発することになっていて、
カヌーを持参しなければいけない僕らは、当然車で空港まで向かいました。

ですが、台風26号の影響で千葉県成田市はどの道路も冠水!
空港への道路が高速も含めてどれも寸断、電車も土砂崩れで線路が崩壊し、
完全に交通網がマヒ状態にありました。

こんな状態なんですよ!(ネットから拾ってきました)
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自分も行きの道中、氾濫した川が溢れ出てきている道を通りました。
道の両脇には流された車が転がっている・・・怖っ!
インディージョーンズのテーマが流れてきたら、
「嫌がらせかっ!」って間違いなく突っ込んだでしょう。

一緒に同乗していた長利監督が「・・・もう行かずして終わったな」と嘆き、
99.999999999999999%飛行機には間に合わないと
同乗したみんなが諦めかけた時から渾身の巻き返し!

迂回しまくってひょっこり出てきたところが東関東道の富里IC!
ちょうど高速の通行止めが解除された所だったので飛び乗りました!
そして空港へなんとか到着。
その他のメンバーも全員ギッリギリでチェックインに間に合うことができました。

さすがカヌーポロ選手、過去十数年の間、
幾多の試練をかいくぐってきたしぶとさがここで生きてきましたね(笑)


そんなこんなで、えらい幕開けをきった今遠征。

9時間のフライトを経て、インドのデリー空港に到着しました。
秋の気配が感じられてきた日本とはうって変わって暑い!
そして、銃を構えた警備員が睨んでるー><。
仲間の荷物を外に運ぶのを手伝おうと、空港の中にもう一度入ろうとしたら、
”Hey!!”って言われ、危うく撃ち殺されるところでした(;´Д`)

空港の外では現地アテンドの別宮義之さんが待っていてくださいました。
元佐倉インヴァース所属で、学生時代にかなりお世話になった方です。
3年前からインドに出張中ということで現地アテンドをしてくださることになりました。

別宮さんと久しぶりの握手を交わし、迎えのバスへ乗り込みました。
道中は高速を使ったのですが、高速の中央分離帯に住んでいる人がいたり、
そこらじゅうにゴミが散乱していたり、空気が霞んでいたりと、
日本でいう「首都」のイメージとはかけ離れている光景に圧倒されました。

そしてバスに揺られること1時間弱。ホテルに着きました。
同室は上木大将。
出国前から懸念されていた吐き下しに不安を覚えながらその日は就寝。



翌日、眠い目を擦りながらホテルの朝食を食べました。
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食事後にバスに乗って会場に向かいます。
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バスの車内です。何か気づきませんか?
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ガラスの代わりにビニールが貼ってあるーヽ(;▽;)ノ
もとからこういう仕様ではないのですが、事故ったか何かで即席で貼り付けた模様(笑)
台湾でも感じましたが、アジア圏の交通事情は本当にすごいですね。
特にインドのそれは、台湾をはるかに凌駕しているように感じます。
車線は一応あるんだけど、守ってるんだかないんだか分からない。
突然車線変更なんて当たり前だし、車同士のかなり狭い隙間を原チャリがすり抜けていく。
バスに乗っているだけでしたが、かなりヒヤヒヤものでしたよ(´;ω;`)
常にクラクションは鳴り続けていて、「危険だよ!」っていう意味ではなく、
「自分はここにいるから気を付けやー」って意味で鳴らしているように感じました。

道中です。
まさにインド!っていう建物が建っていたり、大きい大仏みたいなのがいきなり現れたり。
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路上に野生の牛がいました!しかもたくさん!!
インドでは神様の使い・・・でしたっけ?
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あとは、前日の空港からの道中では、暗さで感じ切れなかった部分が見て取れました。
路肩に住んでいる人のあまりの多さです。
貧困のためそこに住んでいるっていうわけではなく、
制度や宗教の身分上の違いによって最初からそこに住んでいる様子。
とはいえ、まだ2~3歳の子供が裸同然で、
車がびゅんびゅん行き交うすぐそばで寝転んでいるのを見ると胸が痛くなりました。
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会場に着くと他国チームもわさわさと集まり始め、
届いたカヌーを会場まで一緒に室内へ運び入れます。
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会場の室内プール。
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駿河台大学の亮太とこっちゃんのお母さんも応援に駆けつけてくれました。
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プールに入って綺麗な施設やなぁ、と感じた次の瞬間不思議な光景を目にしました。

ぱたぱたぱた~。

羽音を響かせながら飛び回るハト達。

・・・ハト??

はい、ここは室内プールです。室内です、室内。
なぜにこんなところに??と目を丸くしましたがよく見ると、
天井のそこらあたしに通気口がぽっかり空いていて、
なるほど、そこから入り込んでくるようです。

そのためプールサイドや観客席には糞がポタポタと落ちていて、
日本ではちょっと考えられない光景です。

僕の足にも引っ掛けられました(笑)
まぁ、ウン(運)が付いたという笑いと験を担いだということで
美味しい思いができました(ピース)
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開会式ではインドの民族舞踊が披露され、
各国の入場行進も行われました。
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そしていよいよ試合!・・・となりますが、試合の詳しい様子は「試合編」にて報告します!!


時間はすっ飛ぶことになりますが、大会最終日。
試合が全て終わって疲れ果て、インド料理もさすがに食べ飽きてきた僕たちでしたが、
別宮さんから最高のプレゼントをいただきました!
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そう!!!!日本料理です!!!!!!
てんぷら、鯖の塩焼き、とんこつラーメン、鳥の唐揚げ・・・
どれも日本で食べる味となんら遜色ない最高のクオリティーでした。
全員が口を揃えて「美味い!!日本最高!!」と何回叫んだことでしょう!!!
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ですが、ちょうど店を出る瞬間。

ぎゅりゅりゅりゅ~ お腹から不穏な音が・・・

緊張の糸がふっと緩んだこの瞬間、お腹も緩みだしたようですヽ(;▽;)ノ
そこから熱と下痢との戦いが始まりました。

翌日の観光もほとんど楽しめずバスの中でウンウン唸っていた超だっせー末路に、
情けなさが込み上げてきましたとさ。
観光序盤だけ必死に食いついていった時の写真をアップします(笑)
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帰国してからも腹痛と下痢との戦いで、体重が3キロも落ちてしまいましたΣ(゚д゚lll)
2週間程経った今、やっと普通の食事ができるようになったところです。
でもまだ体重は戻らず・・・トレーニングやり直さねば!!!

でもまぁ、こういう形で異国情緒を味わえたのも良い経験です。
こんな経験できるのもカヌーポロならでは。
思い出深い海外遠征でした。



さーてさて、次のお題は「審判編」です。
帯同審判員として選手兼務で参加した今大会。
審判としての観点から、現在の審判・カヌーポロルール事情について報告します。
遊び要素一切なしの真面目なお話になりますが、
国内のカヌーポロ関係者の皆様、ぜひ読んでくださいね!

ではでは。
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by awaraphoenix | 2013-11-04 21:00 | 海外大会